ご無沙汰しております。
前回はウリン材について少しお話をさせて頂きました。
今回は「サーモウッド」について少しお話をと思います。
◆サーモウッドって??
サーモウッドは元はフィンランドにて開発された製造方法で天然木を燻蒸乾燥し、寸分を抜き、半炭化させることにより生み出された製品となります。
炭化し、水分を飛ばすとこで、天然木特有のあばれ(ソリ・ヒネリ・ヒビワレ等)が少なく、耐久性(腐りにくい)もアップしています。また、水分量が少ないことからウリンなどに比べると軽量であり、取り回しがしやすいといったメリットもあります。
上記のことから、形状が安定した材料として、近年、エクステリア材としての注目も高まっており、国産材の地方振興に結び付けようと自治体と共同で生産拠点が作られたりもしています。
半面、まだ新しい商材のため、実際の使用データが少なく、軽量が故の強度的耐久面での不安が残っております。
湿気・ビス打ちによる割れ等・・・
使用に至ってはその辺りを配慮した使用が求められるのではと考えられます。
そこで提案できるのが「スーパーフェンス ライト」の面材での使用です。
「スーパーフェンス ライト」は差込式のため、ビス打ちが不要であること、ブロック上施工のため、湿気が溜まりにくいこと、目隠しとしての利用が多く、強度をそこまで求められないこと等、懸念事項をクリアして使用することが可能です。
紫外線に対する耐久性等、まだ検証する予知のある部分はありますが、「スーパーフェンス ライト」では十分使用ができる天然木であると思われます。